ジャラ系木材の樹種、それぞれの耐久性、特徴のご説明。
樹種名(通称名) | 樹種名(別名) | 科目 | 産地 | 耐用年数 | 特徴 |
ブラジリアン・ジャラ | アマゾンジャラ、マララン、デューバ | アカテツ科 | 南米 | 20年程の耐久性
| 光沢のあるサクラ色の美しさ。樹液色多少あり。KD材は曲がり割れ少ない、AD材は割れねじれがでること多い。 |
ゴールデン・ジャラ | カンドー、レマニルカラ | アカテツ科 | 東南アジア | 25年程の耐久性 | 光沢のあるオレンジ色。樹液色は薄い。ジャラ系の中では比較的安価。 |
カリマンダン・ジャラ | ジャンプジャンプ、ノーザンボックス、トリスタニア | フトモモ科 | 東南アジア | 20程の耐久性 | 割れにくく、樹液色は薄い。オーストラリア・ジャラと同じ樹種であり、アマゾンジャラと外見は同じである。竹のように粘りがあり、多少の曲がりでも施工時に修正できるメリットがある。 |
用語の説明・・・Q.特徴のところに出でくる、KD材、AD材って何?
A.木材の乾燥のやり方の違い。木材は寸法安定性能を向上させるため、乾燥の必要があります。
天然乾燥=AD材
屋外や屋内など自然の気象条件下で木材を徐々に乾燥させる方法です。乾燥の際、材質変化を起こす恐れはありませんが、乾燥期間や乾燥度合いは気象条件に左右されます。
人工乾燥=KD材
人工的に湿度、温度、風速の調整を行いながら木材を一定の含水率(木材の水分の割合)まで乾燥させる方法で、現在の主流です。
また、乾燥させる前の木材はグリーン材(G材)と表記されていることもあります。